本記事にはプロモーション(アフィリエイトリンク)が含まれています。
「おすわり」を教えたいけれど、どうすればうまく伝わるのか分からない。そんな飼い主さんは多いのではないでしょうか。犬 おすわり 教え方を検索してここにたどり着いたあなたに、今日からすぐ試せる方法をお伝えします。ポイントは「1回数分の練習」と「ほめるタイミングを逃さないこと」の2つだけです。
この記事の結論
- おすわりはおやつを使った誘導で教えると、犬への負担が少なく伝わりやすい
- 1回の練習は3〜5分以内に切り上げ、できたらすぐほめることが上達の近道
- 「マテ」はおすわりが安定してから段階的に練習すると、スムーズに覚えやすい
考えられる原因
「何度教えてもうちの子には伝わらない」と感じるとき、犬の側にある理由と、教え方の側にある理由の両方を見てみると、解決の糸口が見つかりやすくなります。
犬がそもそも集中できていない
犬は嗅覚や聴覚がとても鋭く、室内でも音・におい・光の動きに気を取られやすい動物です。テレビの音が流れていたり、家族が行き来していたりする環境では、いくら声をかけても愛犬の意識は別のところに向いています。練習を始める前に「少し静かな場所・時間帯」を選ぶだけで、反応がガラッと変わることがあります。また、食後すぐや運動直後は眠気や疲れで集中しづらい状態です。散歩から帰って少し落ち着いた頃、あるいは食前の空腹感がある時間帯が練習に向いています。
ほめるタイミングがずれている
犬が「何をほめられたのか」を理解するには、行動と報酬(ほめ言葉・おやつ)が1〜2秒以内に結びついている必要があります。おすわりができた直後ではなく、立ち上がってから「よし!」と声をかけてしまうと、犬は「立ったからほめてもらった」と受け取ってしまうことがあります。このズレが積み重なると、犬はコマンド(指示の言葉)とポーズの関係をうまく学べません。ほめるタイミングは「お尻がついた瞬間」を意識するだけで、習得スピードが変わります。
1回の練習が長すぎる
「もっと練習させれば早く覚える」と思いがちですが、犬の集中力は人間が思う以上に短時間しか続きません。子犬なら特に、5分を超えると飽きてそわそわし始めることが多いです。成犬でも、繰り返しの練習が続くと「またか」と感じて反応が鈍くなることがあります。短くても「できた!」という成功体験で終わらせる方が、次の練習への意欲につながります。
コマンドの言葉・ジェスチャーが毎回違う
「スワレ」「座って」「おすわり」と毎回違う言葉を使っていると、犬はどの言葉に反応すればよいか分からなくなります。家族が複数いる場合は、使うコマンドをひとつに決めて全員で統一することが大切です。声のトーンも一定にしておくと、犬はより安定して覚えられます。ジェスチャー(手の動き)も同様で、毎回同じ動作を使うようにしましょう。

解決のステップ
ここでは「おすわり」の教え方から始め、安定してきたら「マテ」に進む流れを順番に説明します。焦らず、愛犬のペースに合わせて進めてください。月齢・犬種・性格によって進み方には個体差があります。
-
ステップ1:練習の準備を整える
まず、使うおやつを準備します。おやつは小さく、素早く食べられるものがベストです(詳しくは「あると便利なグッズ」で後述します)。練習場所はリビングの隅など、なるべく刺激が少ない場所を選びます。練習の長さは1回3〜5分を目安にし、1日2〜3回に分けると無理がありません。子犬(生後3〜4か月頃〜)はこの時期が最も吸収力が高いと言われていますが、成犬でも十分に習得できます。シニア犬(一般的に7歳以上が目安とされます)は関節への負担に配慮し、無理にお尻を下ろさせないようにしましょう。
-
ステップ2:おやつで鼻先を誘導してお尻を下ろす
愛犬が立っている状態から始めます。おやつを指でつまみ、犬の鼻先に近づけます。そのまま、おやつをゆっくり犬の頭の上・後ろに向かって動かします。犬が鼻でおやつを追うと、自然にお尻が下がっておすわりの姿勢になります。この「誘導して自然に座らせる」方法を「ルアーリング(luring)」と呼びます。強引にお尻を押さえつける必要はなく、犬が自分で動いてくれるのを待ちましょう。お尻が床についた瞬間に、すぐ「よし!」と明るく声をかけておやつを渡します。
小型犬の場合:しゃがんで犬と目線を合わせると、誘導がしやすくなります。大型犬の場合:誘導する手の位置が低すぎると犬が伏せになりやすいため、頭の少し上を意識するとおすわりになりやすいです。
-
ステップ3:コマンド(言葉)を結びつける
お尻が下がりはじめるのが安定してきたら、動作の直前に「おすわり」と声をかけるようにします。最初からコマンドを言ってしまうと、まだ意味を理解していない犬には雑音になってしまうため、動作が安定してからコマンドを加えるのがポイントです。「おすわり」→お尻が下りる→「よし!おやつ」という流れを繰り返すうちに、言葉とポーズが結びついていきます。
-
ステップ4:おやつなしでもできるように徐々に切り替える
おすわりが安定してきたら、毎回おやつを出さなくてもよいように少しずつ切り替えます。「おすわり」と声をかけてできたときに、ほめ言葉だけで喜んであげる回を増やしていきます。ただし、急にすべておやつをやめてしまうと、犬がやる気をなくすことがあります。たまにおやつが出てくる「ランダム報酬」にすると、むしろ犬は一生懸命取り組んでくれることが多いです。
-
ステップ5:場所・環境を少しずつ変えて練習する
静かな室内でおすわりができたら、今度は少しにぎやかな場所や廊下、玄関など、少しずつ環境を変えて練習してみましょう。「家の中ではできるけど外ではできない」という状態から「どこでもできる」へ移行するには、段階的に難易度を上げることが大切です。屋外での練習は、安全な場所で短時間から始めてください。
-
ステップ6:「マテ」を教える(おすわりが安定してから)
おすわりが安定したら「マテ」の練習に進みます。マテは「その場で動かずにいる」ことを覚えさせるコマンドで、玄関・車の乗り降り・食事前など、日常の多くの場面で役立ちます。やり方は、おすわりをさせてから「マテ」と声をかけ、手を犬の前に向ける(ストップのジェスチャー)。最初は1〜2秒待てたら「よし!」とほめます。少しずつ待つ時間を5秒→10秒→20秒と伸ばしていきます。焦って時間を伸ばすと失敗が増えるので、「確実に成功できる時間」から少しだけ伸ばすのがコツです。
やってはいけないこと
やさしく教えようとしていても、つい取ってしまいがちな対応が、実は愛犬の学習を妨げていることがあります。以下の点は特に気をつけてみてください。
お尻を手で押さえつけて座らせる
「座らせたい」という気持ちから、犬のお尻を上から押して無理に下ろそうとすることがあります。しかし犬の側からすると、突然体を押さえられることは不快・恐怖に感じることがあります。嫌な体験と「おすわり」が結びついてしまうと、コマンドを聞いただけで逃げようとする犬もいます。誘導でお尻が下りるのを待つ方法の方が、犬の信頼を保ちながら教えられます。
できなかったときに大きな声で叱る
「なんでできないの!」と大きな声を出したり、強いトーンで叱ったりすると、犬は「練習の場面=怖いこと」と覚えてしまうことがあります。次第に練習に緊張して臨むようになり、余計に体が硬くなって成功しづらくなる悪循環が生まれます。うまくできなかったときは、何も言わずにその練習を終わりにして、次回また試してみれば大丈夫です。
同じコマンドを何度も繰り返す
「おすわり、おすわり、おすわり」と何度も言い続けると、犬は「この言葉は何回か言われるもの」と学習してしまいます。結果として、1回言っただけでは動かない犬になりやすいです。コマンドは1回だけ言うことを習慣にしましょう。1回言って反応がなければ、おやつを見せて誘導に戻ります。
練習を長く続けすぎる
「もう少しやれば覚えるはず」と練習を続けると、犬も飼い主さんもお互いにストレスが積み重なります。途中でうまくいかなくなっても、前のステップで確実にできることで終わらせてあげましょう。「できた!」という気持ちよい終わり方が、次の練習へのモチベーションを保ちます。
あると便利なグッズ
練習の効果を高めるグッズを、「こんな子・こんな飼い主さんに」の形でご紹介します。商品名やブランドは指定していません。購入の際は最新の情報を販売ページでご確認ください。
小分けにしやすいトレーニング専用おやつ
こんな子・こんな飼い主さんに:おやつのカロリーが気になる飼い主さん、普段のフードに飽きやすい子に向いています。トレーニング用のおやつは一口サイズで、素早く食べ切れる柔らかいタイプが使いやすいです。硬いおやつや大きなおやつは、食べている間に犬の集中が途切れてしまうことがあります。秋は食欲が増す時期でもあるため、おやつの量を与えすぎないよう1日の総カロリーに注意しましょう。
おすすめ:ビスケット・クッキー・スナックの売れ筋ランキング【第1位】
クリッカー(しつけ補助ツール)
こんな子・こんな飼い主さんに:「よし!」などの声のタイミングがずれやすいと感じている飼い主さん、音に敏感でない犬に向いています。クリッカーとは、押すと「カチッ」と鳴る小さな道具で、「その行動が正解!」というタイミングを音で伝えることができます。クリッカーを使う場合は、まず「カチッ→おやつ」を繰り返して、音の意味を犬に教えることから始めます。音を怖がる犬には向かないため、最初に反応を確認してから使ってください。
おすすめ:犬笛の売れ筋ランキング【第1位】
トリーツポーチ(おやつ入れ)
こんな子・こんな飼い主さんに:おやつを素早く出したい飼い主さん、散歩中や外での練習も取り入れたい方に便利です。腰に装着できるポーチタイプは、両手をフリーにしながら練習できるため、犬への誘導がスムーズになります。ほめるタイミングを逃さないためにも、おやつをすぐ出せる状態を整えておくことは思った以上に重要です。

専門家に相談したい目安
基本的なおすわりやマテの練習は、多くの場合、飼い主さんと愛犬の2人で少しずつ進めていけます。ただし、次のような状況が続く場合は、獣医師やプロのドッグトレーナーに相談することを検討してみてください。
- 練習中に唸る・噛もうとする:おやつや手に対して攻撃的な反応が出る場合は、恐怖や痛みなど別の理由が隠れていることがあります。無理に続けず、専門家に相談しましょう。
- 急に反応しなくなった・以前できていたことができなくなった:体調の変化や痛みが原因のことがあります。特に足腰への負担が大きいおすわりは、関節に問題が起きている場合に嫌がることがあります。まず獣医師に診てもらうのが安心です。
- 何週間試しても全く進歩が感じられない:方法が合っていない場合や、環境の問題が大きい場合があります。ドッグトレーナーに一度見てもらうと、飼い主さんとその子に合ったアドバイスが得られます。
- シニア犬で座るのをとても嫌がる:股関節形成不全や変形性関節症などの整形外科的な問題が原因のことがあります。無理に練習を続けず、獣医師に相談してください。
ドッグトレーナーへの相談は、問題が大きくなってからよりも、「教え方に迷っている段階」で相談する方が解決が早いことも多いです。気軽に問い合わせてみてください。
よくある質問
何歳から「おすわり」を教えられますか?
一般的には、生後2〜3か月頃から少しずつ始められます。ただし、この時期は体も脳も発達の途中なので、ごく短い時間で、遊びの延長として行うのが基本です。月齢が低いほど集中できる時間は短いため、「できたら大げさにほめて終わり」くらいの感覚で十分です。成犬になってから始めても、根気よく続ければしっかり覚えられます。
おやつを使わないと教えられませんか?
おやつを使わずに教えることもできますが、初期は「この行動が正解」と分かりやすく伝えるためにおやつを使うのが効率的です。おやつに代わる報酬として、大好きなおもちゃや、飼い主さんのテンションを上げてほめる「社会的報酬」が有効な犬もいます。愛犬が何に一番喜ぶかを観察して、その子に合った報酬を見つけてみてください。
おすわりをしてもすぐ立ってしまいます。どうすれば?
おすわりしてから「よし!」と声をかけるまでの間が長すぎると、犬は待ちきれずに立ち上がってしまうことがあります。最初はお尻が着いた瞬間にすぐほめてOKです。少しずつ「座っている時間」を延ばしていくのは、「マテ」の練習と合わせて進めるとスムーズです。立ってしまったときは叱らず、もう一度誘導から始めてみてください。
家ではできるのに外ではできません。これは普通?
とても多いケースで、珍しくありません。外は匂い・音・犬や人の動きなど刺激が豊富なため、犬の集中力はどうしても散漫になります。「外でもできる」ようにするには、玄関先→静かな公園の隅→少しにぎやかな場所、と段階的に練習の場所を変えていくのが効果的です。外での練習には、室内より少し「ごほうびのレベル」を上げる(特に好きなおやつを使う)と集中してもらいやすくなります。
「マテ」を教えるタイミングはいつがいいですか?
「おすわり」の指示で確実に座れるようになってから始めるのがおすすめです。おすわりができていない状態でマテを教えようとすると、2つのことを同時に覚えさせることになり、どちらも中途半端になりやすいです。おすわりが「コマンドを1回言えば8〜9割の確率で座れる」くらいに安定したら、マテの練習に進む目安です。
まとめ
犬 おすわり 教え方の基本は、「おやつで誘導して自然に座らせる」「お尻が着いた瞬間にほめる」「1回3〜5分の短い練習を積み重ねる」の3点に尽きます。マテはおすわりが安定してからスタートし、待てる時間を少しずつ伸ばしていきましょう。秋は外の空気も気持ちよく、愛犬と一緒に練習するのにも良い季節です。うまくいかない日があっても、前の日より少し進んでいれば十分です。あなたと愛犬のペースで、焦らず一歩一歩進めてください。
しつけは一歩ずつで大丈夫。ほかの悩みはしつけの記事一覧からどうぞ。
※犬の体調や行動には個体差があります。気になる症状があるときや、様子がいつもと違うときは、早めに動物病院に相談してください。


